遺言イメージ

子供のいない夫婦は遺言を書いておいたほうが良い

友達のご主人が亡くなりました。
事故にあって急に亡くなったので、ショックを受けて大変でした。
ご主人がなくなって四十九日も過ぎた頃、その友達に会ったのですが以前にも増して疲れているようでした。
まだ立ち直れないんだな無理はないと思ったのですが、相続について困っているそうなのです。
友達の夫婦には子供がいませんでした。
子供がいない場合、配偶者と直系の親や祖父母が法定相続人となり、直系の親や祖父母がいない場合は兄弟が相続人になるのだそうです。
ご主人のご両親はすでになくなっているので、ご主人の2人のお兄さんが法定相続人になります。
普段あまり付き合いがなかったのですが、財産の分割を請求されているのだそうです。
この場合法律的には配偶者が4分の3、兄弟が4分の1の財産を相続するということが決まっています。
財産の4分の1はかなりの額になりますし、普段付き合いがなかったのに、こんな時だけ請求するのは心情的にやりきれないと言っていました。
普段付き合いがない場合はこのように請求する人が多いらしいです。
日頃から顔を合わせる機会が多いほうが、かえって遠慮して相続分を請求しないで事が多いようです。
ご主人が亡くなってから10ヶ月以内に相続税の申告と納付をすまさなければいけないのですが、法定相続人が全員合意をしないと貯金などにも手をつけることが出来ないので困っているそうです。
相続に関して家族が争うことは以前に比べて増えており、家庭裁判所に相談する人も増えているとか。
このようなことを防ぐためにも遺言を書いてもらっておけば良かったと友達は悔やんでいました。
全財産を妻に譲ると書いてある遺言があれば、兄弟には遺留分という法律で定められた最低限の相続分がない為、遺産分割しなくてすむのです。
ただし直系の両親には遺留分が認められていますが、遺留分を請求しないでと遺言に書いておけばその通りにしてくれるケースが多くなっています。
子供のいない夫婦の場合、必ず書いておいたほうが良いようです。
相続で遺産分割をする時にもめる事例が増えているため、徐々に遺言を書く人は増えているようです。
書くためには自分の財産の目録を作る必要があります。
不動産、預貯金、有価証券、保険などです。
不動産は不動産登記簿などを見て所在地、種類、面積などを記載します。
預貯金は金融機関名、支店、口座番号が必要です。
実印の場所が判るようにしておくことも大切です。
有価証券や保険などもしっかり判るように記載しておきます。
どのように財産を分けるかも良く考える必要があります。
遺留分を侵害するようなことがあると、後々もめる原因になりますから注意が必要です。
生前に子供に贈与した財産や、仕事を手伝う、介護してくれたなどの貢献度も考えて不公平にならないように分配を決めることが大切です。
個人で事業をしている場合も、財産を分割してしまうと事業が成り立たなくなることがあるので、それも考えて相続分を考えることが大切です。
財産の分割や手続きなどに悩んだ時には専門家に依頼することも出来ます。
70歳以上で遺言を書いている人は4%程度だそうです。
友達のように相続のトラブルに遭わないためにもきちんと書いておいたほうが良いようです。

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